単なる後釜あるいは新たな伝説

 はじめましての方は、はじめまして。名乗るほどの者ではございませんので手短に行きます。

 大まかな内容は、今回のライブのタイトルに関してです。

⚠注意書
・μ'sの話が出てきます。
・批評とかそんな大それた物ではないです。
・自分の中での考えを書き出すことで纏められたらな~程度の気持ちで書いてます。
・パンフとかG'sとかあんま読んでないです。
・長くなってもアレなのでできるだけ端折るよう心がけます。
・そんなん言わんでもわかっとるわ!ってこともあると思いますが、あくまでも個人の考えの整理だということをご理解ください。

Aqours 1st LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~」
 この内のStep! ZERO to ONEは1stシングルに収録された楽曲にもあり、また、ゼロからイチを目指すというのはTVアニメ中盤からのテーマでもありました。
 ゼロだったものをイチにしたい!とてもかっこいいですよね。
 さて、そうは言ってみたものの、それって楽曲やアニメの世界での事ですよね?

 私たちの世界のAqoursって、この期に及んで一体何がゼロだって言うの???

 はい、これが今回のメインテーマです。
 不本意ながらめっちゃ悪く聞こえる言い方をしてくいくんですが、ラブライブ!サンシャイン!!・Aqoursってスクールアイドルプロジェクト第2弾なわけですよね。そんでもって、第1弾・先代にあたるμ'sは、これ以上ないくらいの成功を収めているわけですよ。
 実際、Aqoursの1stシングルである「君のこころは輝いてるかい?」は、オリコンで3位に入るほど売れてます。このCDを発売週に買った人で、μ'sを知らない人なんて皆無でしょう。言うまでもなく、既にμ'sによって人気絶頂にあった「ラブライブ!スクールアイドルプロジェクト」のブランドを背負っているからこそこれだけ売れているのです。売れなかったらそっちの方がおかしいと言ってもいいくらいです。
 実際、今の時代アイドルがブランド名でデビューから注目を浴び売れるというのは、ある種テンプレートみたいなものですからね。
 そんなグループの!一体!何が!ゼロだって言うんだ!と。
 そう言って投げ出してしまうのもつまらないし、せっかくなので自分なりに考えを纏めてみようと思います。

 じゃあ、どこから考えを出していくのか?って話ですが、これは、アニメの世界と私たちの世界、Aqoursの相似点と相違点を改めて考えるのが一番手っ取り早いのかなと思うんです。
 アニメと現実のリンクがラブライブ!の何よりの醍醐味ですからね。

まずは相似点。

一番大きなところは、やはりμ'sの後の代のグループという点ですかね。
アニメの3話では、別に有名なわけでもない高校の部活動の発表会程度のライブに多くの人が駆けつけました。
私たちの世界でも、声優会ではあまり名前を聞かないメンバーで構成されたAqoursのCDが1stシングルからかなりの枚数売れ、イベントには多くの人が足を運びました。
そして、劇中でダイヤさんが言っていたように、そのどちらも、それまでのスクールアイドル(μ's)の努力と町(ファン)の人たちの善意があったからこその成果です。(ファンの善意という表現は自分でもどうかと思いますが見逃してください(汗))

続いて相違点。

 さて、こちらが今回のメインテーマにも大きく関わってくるわけですが、アニメの中のAqoursと私たちの世界のAqoursの相違点、一言で言ってしまうなら「ゼロの在処」です。

 アニメの世界のAqoursは、6話と12話でハッキリと描かれていました。東京のイベントでの得票数、そして学校の入学説明会の希望者数です。
 私たちの世界のAqoursは…、これ!とハッキリ言えるようなものは出てきませんね。まぁ、これがパッと出てくるようならそもそもこんな文章にまでして考えないわけです。

 ちょっと前の文に戻りましょう。私は、アニメと私たちの世界とのリンクがラブライブ!の何よりの醍醐味だと言いました。簡単に言えば、どれだけ足並みを揃えられるかってことです。

 アニメの世界では、Aqoursが結成され、最初こそ目標はμ'sだと言っていましたが、やがてμ'sに囚われているままではいけないと気づき、自分たちの景色を探し求めるに至りました。(これは劇場版ラブライブ!で穂乃果が見つけた答え、伝えたかったことでもありますね)
 そして、最終回では自分たちの輝きと景色(劇中では舞い上がる光や青一色に染まった会場で表現されていました)を見つけ、1stシングルの表題でもある「君のこころは輝いてるかい?」という言葉で幕を閉じます。
 説明会の希望者が「1」になるシーンもありましたが、終わってみれば、アニメ全体を通すことで本当の意味でのAqoursの誕生を描き、それこそがアニメの世界でのZERO to ONEだったと考えます。だからこそ、最後の最後、彼女たちにとってのイチを意味するあのセリフで終わったのかなと。
 細かいことをごちゃごちゃ言ってると纏める前にライブ当日になってしまいますからね。多少無理があるくらいがいいんですよ。

 今回、1stライブという名目ではありますが、私は「アニメが一段落したんだから、これを期にアニメの世界と私たちの世界で一度、足並みを揃えようよ」ってことなのかなと考えます。
 それじゃあ、在り処のわからないゼロの前にイチを配置してみましょう。あ、今のは(以下略)この際、私たちの世界では既に3rdシングルの発売日まで決まってるとか、そんなことは無視します。
 アニメの世界でのイチが本当の意味でのAqours誕生の瞬間だとするならば、それに足並みを揃えるということは、私たちの世界でのイチも本当の意味でのAqoursの誕生ということになります。そして、そのイチにあたる地点こそが「Aqours 1st LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~」なわけです。
さぁ、こじつけが段々と強引さを増してきましたよ。書いてる側としてはとても楽しいです。

 ここで一度、μ'sの頃に話を戻しましょう。
 μ'sがμ'sとして本格的に注目を浴び始めたのはいつでしょうか?
 ここも独断と偏見でスパッと進んでいきます。3rdライブです。あのライブも、当時ラブライブ!のアニメ1期が終わった後の開催でした。一番ファンの増えそうな時期ですね。そして、そのライブでμ'sは、アニメの世界と私たちの世界という決して越えることのできない次元の壁を、壊せるもの、倒せるものだと言わんばかりのパフォーマンスを多くの人の目に焼き付けました。
 あのライブを経たことで、ラブライブ!というアニメは他でもないμ'sというひとつのアイドルグループとして広く認知されることになったと思います。
 めっちゃわかったようなことを書いていますが、私がμ'sを好きになったのはもう少し後のことです。どうでもいいですね、次に行きましょう。
……と言っても、後は流れとしてほとんど同じことです。
 μ'sがμ'sとして認知される前がラブライブ!であったのなら、AqoursAqoursになる前はラブライブ!サンシャイン!!ということになります。
 結論から言ってしまうと、イチと言うのはAqoursを指すのならば、ゼロと言うのはサンシャイン!!を指すのではないか、と。
 つまり、今回の1stライブを経ることで、ラブライブ!サンシャイン!!という「ラブライブ!のブランドに頼っている現状」から脱却し、Aqoursという唯一無二のアイドルに改めて生まれ変わろう。と言うのが、私の考え至った「ライブのタイトルから読み取るテーマ」なわけです。

 結論を書いてしまったわけですが、まだ終わりません。(と言っても、あとは裏づけと言う名のこじつけです)
 これまでほとんど話に出てきませんでしたが、そのまま放置しておくわけにもいかないものが残っていますね。
 そう、楽曲「Step! ZERO to ONE」です。
 ここから引っ張ってくるのは、冒頭、そして末尾の歌詞です。

冒険に出るんだ 最初はひとり
やがてみんなと めぐり会えるかも
ゼロから一歩は 勇気が必要
変わりたい Step! All Right!!

 最初に聴いたときは、アニメも始まっていないわけですから本当になんのこっちゃと思ったものです。(苦笑)
 さて、歌詞には「ゼロから一歩」とありますね。これは当然、ゼロからイチを目指す意味を込めたものだと思われます。ですが、もうひとつ。これまでだらだらと書いてきた部分に当てはまる歌詞があります。それが「変わりたい」です。
 今まで書いてきたことから、この歌詞がサンシャイン!!からAqoursに変わりたいのだという点を指していると考えることができます。しかも、この「変わりたい」というキーワードは、アニメの中だと直接言葉としては出てきていませんが「ゼロだったものをイチにする」って部分と合致しますね。それって「変わりたい」じゃなくて「変えたい」じゃね?って気もしますがノータッチで進みます。

 それじゃあ、私たちの世界で考えてみましょう。この「変わりたい」という歌詞ですが、ゼロから一歩を踏み出すために変わりたいのか、それとも踏み出すことが変わることなのか。その答えは、サビの歌詞にあります。

変われそうで 変われないときだって
感じてるから こんどこそ こんどこそ
ゼロからイチの 扉を開けよう
変わりたいときなんだ
たぶんこの先の未来は 謎のままだね

 さて、ちょっと表現が変わりましたが、「ゼロからイチの扉を開けよう」とありますね。
 この「扉」というのが、ゼロとイチを隔てる物だと考えるなら、

ゼロをイチにすること=扉を開けること=変わること

となりますね。
 つまり、冒頭の歌詞も、踏み出すことが変わることとなります。そして、踏み出すこと、扉を開けることが、今回のライブを指すのならば、やはり今回の1stライブはサンシャイン!!からAqoursへと変わるためのものだと言えます。

 ここまでで自分の頭の中もだいぶ纏まってきましたが、もうちょっとだけ続けます。

 冒頭と末尾の歌詞には、もうひとつ気になる点がありました。

冒険に出るんだ 最初はひとり
やがてみんなと めぐり会えるかも

「やがて『みんな』」と「めぐり会える『かも』」です。

「最初は『ひとり』」と言い切っているにも関わらず、後の歌詞は濁し気味になっているんですね。しかも、この歌詞のまま末尾にも出てくるんです。
 私は、この「みんな」は9人のことを指すと同時に18人のことを指しているのではないかと考えています。この18人というのは、アニメと私たちの世界のリンクが醍醐味であるラブライブ!の究極ですね。決して越えることのできない次元の壁を越えてしまうわけです。
 そして、そのみんなにめぐり会うための第一歩が、今回の「Aqours 1st LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~」ということですね。

 さて、メインの話はここまでです。読んでくださって、ありがとうございました。
 あとはなんかもう本当にただの戯れ言です。物好きな人だけ付き合ってください。

 今回のライブでAqoursが踏み出すのは、配信等でミニライブを見てきた私たちからすればたった一歩に感じるかもしれませんが、彼女たちにとっては間違いなく大きな一歩となるでしょう。(どっかで聞いたことありそうな文ですね)
 それじゃあ、彼女たちの進む先にあるものってなんなのか?
 今までの文からすると18人な気もします。先代であるμ'sは、6年かけてそこまでたどり着きました。そして、そのためには、もう本当に膨大な時間と努力と愛がなくてはいけないわけです。こればっかりは、μ'sの後代だろうがなんであろうが、たどり着ける保証なんてどこにもありません。
 メインの話に出てきたStep! ZERO to ONEの歌詞で触れていない部分がまだありましたね。それは、サビの部分「たぶんこの先の未来は謎のままだね」です。
 彼女たちがどんなアイドルになるのか、どんな景色を、輝きを見つけ、たどり着くことができるのか。誰にも予測がつかないんです。謎のままなんです。そして、それこそが今のAqoursの魅力なんだと私は思っています。

 タイトルに「単なる後釜或いは新たな伝説」と書きました。
 Aqoursはμ'sではありません。当然、目指す景色も、輝きも、全く違うものになるはずです。
 もしも、彼女たちの行き着く先がμ'sと同じであるのなら、単なる後釜と言われても仕方がないでしょう。そんな決まり切ったゴールなんて誰も望んではいないんですから。
 彼女たちが、Aqoursでしかたどり着くことのできない場所に行き着いた時、彼女たちしか見せることのできない景色を見せることができたなら、きっとAqoursは、μ'sと名前を並べても遜色のない新たな伝説となることでしょう。
 あとはもう、本当に個人の考えです。好みの問題です。1stライブを見れば自分の中のAqoursがどういう存在なのか大きく分かれてると思います。私の知るとこじゃないです。

 さて、第一歩となる1stライブまで1週間を切りました。Aqoursにとっても三時間前後の(予想される)ライブ(しかも二日間)は未知の領域です。
 しっかりと声援を贈れるよう、まずは、ちゃんと自分の体調管理をして、万全の体調で彼女たちの姿を見届けましょう。

 それでは、この辺で失礼します。